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自主出版 [回想]より

                                  『老い』

陽の当たる縁側に老人たちが坐り

茶を啜り楽しそうに話しに花を咲かしている

過ぎ去った若き日の憶い出を誇らしく語り合う

煙管を蒸す老人の指の細さが遠く離れた場所でもよく分かる

彼等を見ていると森に聳え立つ大樹を憶い浮かべる

樹齢何十年何百年の昔から大地に根を張り

雨風に凌いできた生命[いのち]の強さよ

何時の日か俺も老いて逝くだろう

自分の顔を鏡に写し其こに写しだされている者は

白髪雑じりの老いた人間[おとこ]が

無表情に鏡の中をの覗き込んでいる
by kiyosiozawa0218 | 2013-12-19 17:55