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自主出版 [回想]より

                                 『脱出』

死の世界に憬れて旅立つ旅人よ

夕日の色を心に燈して憬れの世界へ

死の世界には花が満開に咲いているだろうか

青い空が散らばっているだろうか

死者の声が聞こえて来る夜は

闇の中から一齣の伝説が生まれる

夜が明ける頃一粒の涙が天に昇って逝き心が心を笑う

現実から心を逸らすと卑怯者だと呼ばれる

ツバメが運ぶエサには命を懸けた愛がある

赤い橋を渡り楽園を目指す旅人の

肩先に一吹きの旋風が舞う

脱出したいのか渇いた花が水を欲しがるように

粘土で作った人形は心を持たないけれど

動かないでその場でじっと我慢強く

置かれた所に立ち続け我慢強さを教えてくれる

時の魔術に心を許さないでこの大地から去って行こう
by kiyosiozawa0218 | 2013-12-19 15:01